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● カタクリの里
県道を深谷大橋に向かう途中の樋口地区の民家の裏山に自生し、3月下旬から4月上旬にかけて、陽の光を受けると薄紫やピンクの花を咲かせます。

● 六日市万葉歌碑

大伴家持(巻十九・四一四三)

万葉集にあるこの歌は、天平勝宝2年(750)3月2日、越中(現在の富山県)国守として赴任していた家持が詠ん だ春の歌です。歌の意味は「たくさんの少女たちが、入り乱れて水をくんでいる、寺の境内の井戸のほとりに咲いたかたかごの花の可憐さよ」で、雪深い北陸にようやく訪れた春の喜びがうかがれわます。「もののふの」は「八十」(多くの意味)にかかる枕詞、また、「かたかご」は、現在のカタクリのことです。花の咲く姿が少し傾いたかごに似ているというのがこの花の由来のようです。カタクリはユリ科の多年生草本で、三月下旬から四月上旬に開花し、五月には地上から消えていきます。昔、カタクリ粉は、この根からとられていました。比較的寒い地方に咲く花です。かつては全国各地でみられましたが、近年は次第に姿を消しています。
ここ吉賀町樋口に咲くカタクリは、長年にわたり地元保存会のメンバーの努力によって大切に守られてきました。このようなカタクリの見事な大群生地は、いまや西日本では貴重な存在となっています。

■歌碑概要
所在地 島根県鹿足郡吉賀町樋口272
早田宅武氏宅裏山カタクリ群生地
建立者 大庭 定市(旧蔵木村長 大阪市在住)
発起人 佐々木具慶(万葉歌碑研究家 下関在住)
世話役 早田 宅武・大場 寛・水上 稔(吉賀町在住)
碑の概要 中国産白御影石・表面磨き仕上げ(高さ73センチ・幅1メートル)台石上
建碑年月日 平成13年11月17日 建立・同14年3月30日 除幕式
歌碑説明版建立 岡田 憲佳(会社社長・写真家 下松市在住)
アクセス [山陽側]広島駅新幹線口より益田行バス・六日市下車
     岩国駅より錦町まで錦川鉄道利用
[山陰側]山陰線益田駅より広島駅新幹線口行バス・六日市下車
[自家用車利用]中国自動車道六日市ICより10分
問い合せ: 早田宅武氏宅(0856−77−1034)、
吉賀町役場産業課(0856−79−2213)
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