食育の推進

子どもたちの心身の成長を健全に培い、大きく羽ばたくことができるように、また生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにと、国は平成17年に食育基本法を制定しました。子どもたちの豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要であることが明記されています。
このことから吉賀町では、平成23年度より食育計画が策定され、「健全な食生活を自立的に営む力の実践」「いつくしみの心の醸成」「安全・安心な食と農の地域づくり」の3つの基本目標を立てて計画を推進しています。

保育所における食育推進事業

  1. 食を営む基礎となる、食べ物・いのちを大切にすること、元気な体で過ごすこと、一緒に楽しく食べること、自分で食のデザインができるように育みます。
  2. 多様な保育ニーズへ対応し、子育て家庭からの食に関する相談や必要な支援を行い、農家と連携します。

各団体の取り組みについて

双葉保育所

作った味噌汁を他のクラスの先生に食べてもらったり、行事で振舞ったりする活動から、食べてもらうことの楽しさも味わうようになりました。子どもたちのやる気や達成感につながっています。親子活動では「子どもの味噌汁作り」を取り入れることで、味噌汁を作る過程を理解し、協力して作る姿も見られます。育てた野菜を使うことで、味噌汁を作る楽しみも大きくなりました。また、地域の方からいただいた旬のものも取り入れ、地域の方との交流が生まれました。

六日市保育所

2月に味噌作りを行い、その味噌を使った味噌汁作りを計画しています。年長組が作った味噌汁を年少組さんへ振舞う予定です。子どもたちが自分で考え自分たちで作れるようになるために、クッキング活動の準備として、なんにでも興味を持つ子になるよう子どもたちとかかわりを工夫しています。

七光保育所

お泊り保育のクッキングでは、職員へ好みを聞いてくるなど、人を思いやる気持ちが大きくなってきました。食事のマナーを身に付ける工夫やランチルームの環境づくりを行い、「今日の献立」を子どもたちが書き込み、張り出すことでお食事や食材への興味が増してきたように感じます。地域の方と一緒に野菜を作り、収穫を行っています。また、地元で取れた野菜を直接購入する「やくろ」での野菜調達は、「やくろ」との連絡も良く、発注、変更も行いやすく助かっているところです。月々の取り扱い一覧表もいただいています。

かきのき保育所

クッキングしたものを年少組で食べてもらうことで、旬の味を知り、自分が作ったものを家族にも一緒に食べてもらうことで、作る楽しさを知りつつあります。菜園野菜でクッキングを行い、ぬか床で野菜の漬物を作っています。料理を作ることに興味を持っておいしいものを作ろうという気持ちが育ち、食育の取り組みを通じて、子どもの意欲的な姿が見られるようになっています。

子育て交流サロン

利用している子どもさんの月齢が低く、お母さん中心の食育活動を行っています。手作りおやつ、ピザ作り、家庭料理の持ち寄り会、お米の食べ比べ、節分、ひな祭りなどの行事食、お餅つきを行いました。食を通して親子の交流が持てるようにしています。

お問い合わせ先

保健福祉課   電話番号 0856-77-1165

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