吉賀町農業振興ビジョン

　吉賀町では、町の９割を占める森林や清流・高津川とその流域に広がる農地を活かし、「環境と調和のとれた農林水産業の振興」を基本として特徴ある農業の振興に取り組んできました。こうしたなかでも、米価の低迷や農家の高齢化、後継者不足は地域農業の将来に大きく影を落とし、農地を良好に保全していく上での問題となっています。

　一方、スマート農業に代表される農業技術の革新も進み、令和４年４月に「みどりの食料システム法（略称）」が成立し、国では、環境と調和のとれた食料システム確立に向け、資材やエネルギーの調達から生産、流通販売、消費に至るまで、様々な施策が講じられることとなりました。

　ここに、改めて地域農業が抱える問題、取り組むべき課題を整理し、本町が目指す農業の将来像を実現するための施策指針として「吉賀町農業振興ビジョン」を策定しました。