国内最大規模の米コンクールで全国初の「環境農業大賞」受賞
令和7年1月23日(木)に注連川の糧の潮竜太郎さんと渡邊周治さんが吉賀町長と共に島根県知事を表敬訪問し「第26回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会in北杜」における受賞報告を行い、コンクールで受賞に輝いた注連川の糧のきぬむすめを島根県知事に贈呈しました。
米・食味分析鑑定コンクールは米・食味鑑定士協会が主催する国内最大規模のお米のコンクールであり、国内外からお米が一堂に集められ鑑定士やバイヤーなど専門家30人による審査・評価が行われます。本コンクールは令和6年12月6日・7日に山梨県北杜市にて開催され、注連川の糧の潮竜太郎さんが特別表彰「オーガニックビレッジ宣言環境農業大賞」を受賞されました。また、注連川の糧の渡邊周治さんが都道府県・海外地域代表お米選手権部門において「特別優秀賞」を受賞され、同グループから2名の受賞となりました。注連川の糧は、吉賀町注連川地区の有志10名により平成17年に発足して以来、化学合成農薬や化学肥料を抑えた環境にやさしい農業に取り組んでおり、化学合成農薬や化学肥料を使わない有機農業による米作りが評価されました。
※オーガニックビレッジ宣言とは、有機農業の拡大に向けて有機農業実施計画を策定した市町村において有機農業への思いをメッセージとして宣言するものです。吉賀町は令和5年4月25日にオーガニックビレッジ宣言を行っており、有機農業に取り組みやすい町づくりを目指して環境に配慮した農業を振興しています。
潮さんは第11回(平成21年)米・食味分析鑑定コンクール以降、6度の受賞歴があり、今回7度目の受賞となります。長年の出品・受賞歴に加え、環境に配慮した稲作農業の取組と地域活性化に繋がる継続的な活動が称えられ、今回新設された「オーガニックビレッジ宣言環境農業大賞」を受賞されました。オーガニックビレッジ宣言を行っている全国の市町村が対象となる賞で、受賞第1号となりました。20年間有機農業を続ける潮さんは「日々試行錯誤で、毎年が1年目のような気持ちですが今までやってきたことは間違っていなかったと感じました。引き続き頑張りたいです」と語りました。
渡邊さんのきぬむすめは国内外より出品された計4,736点の中の40点のうちの一つに選ばれ、昨年に続いて2度目となる都道府県・海外地域代表お米選手権部門の「特別優秀賞」に輝きました。約10年前から有機農業に取り組む渡邊さんは「これからも誰にも負けないおいしいお米を作りたいです」と語りました。
吉賀町では平成19年より本コンクールに出品しており、平成27年大会を除く計17回の大会において受賞に輝いています。当町では本コンクールをはじめとする全国大会への出品に向けて、吉賀町米食味選手権及び吉賀町選抜を毎年9月中旬から10月中旬にかけて実施しています。令和7年度も実施予定ですので生産者の皆様はぜひご出品ください。
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