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移住の心構え(草の庭有機農業塾作成)

移住の前に


(1)はっきりとした移住の目的(志)を持ちましょう
  • 何のために田舎暮らしをしたいのかがはっきりすると、どんな所に住むのかがきまります。目的がはっきりすると移住までにやっておくこと、身につけること(資格等)など事前の準備が出来ます。あこがれだけでは田舎暮らしは続きません。
(2)現金収入が必要なら、あらかじめ仕事を確保してからの移住が無難です。
  • 農業を考えておられる場合、自立まで数年掛かることもあります。車や農機具購入、住居の補修等おもわぬ初期投資が必要になることもありますし、毎月の家賃、社会保険料等も必要です。事前の資金計画を立て、場合によっては、あらかじめ仕事を確保してからの移住も検討して下さい。
(3)自然や医療・学校環境は都会と比べて厳しいものがあります。
  • 吉賀町は雪への備えが必要です。また、医療・学校についても都会とは比較できませんので持病のある方、お子さんをお持ちの方等は事前に確認が必要です。

 

移住してから


(4)郷に入れば郷に従うことが大事です。
  1. 人間関係はまず挨拶から。それもこちらから先に。移住したら、自治会役員・世話役・集落の住民に挨拶に伺いましょう。
  2. 自治会役員や世話役に集落の活動や決まりごと、集落の特徴などよく聴きましょう。
  3. 地域に受け入れられるためにも、行事・役割分担等には積極的に参加し、一緒に地域を守って行きましょう。
  4. 家屋の勝手な改造・借り手が草刈、片付けをせず敷地や田んぼ・畑を荒らした・ごみの不始末(吉賀町は分別が厳格です)、ペット、動物への餌付け。等トラブルにならないようによく相談、確認をしましょう。
  5. お互い「和して而して同せず」(各々がしっかりした志を持っているが、仲間や地域と仲良くやっていける)であって欲しいですね。
(5)初志貫徹。
  • (1)で志(目的)が大事と言いました。この吉賀町に志を持ってこられたわけですから、初心を忘れず、自分を貫いて成果を出し地域や町に佳い影響を与えてください。中国の言葉に「十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる」という名言があるそうです。
(6)有機農業について
  • 吉賀町は、有機農業の先進地域と言われていますが、慣行農法主体の地域もあります。どの地域でも慣行・有機・自然農法を行う場合は、地域の方が行う従来の農法を頭から否定する事無く、自分の行動・成果(有機農業でもしっかりとした収量・品質を上げ自立すること)で理解してもらうことが大切で時間が掛かるでしょう。
  • 有機農業は、単純に無農薬云々という事ではなく、自分の生き方(ライフスタイル)そのものだと思います。